皮膚などと同様に、骨も新陳代謝をくり返して生まれ変わっています。その新陳代謝には、骨を壊す「破骨細胞」と、骨をつくる「骨芽細胞」がはたらいています。その2つのはたらきのバランスが保たれて健康な骨が維持されます。
骨密度にはカルシウム、骨質にはコラーゲンが関わっています。
骨を鉄筋コンクリートに例えると、鉄骨がコラーゲン、コンクリートがカルシウムになります。土台であるコラーゲンが減少すると、
カルシウムを十分にくっつけておくことができず、骨密度も低下していきます。
骨芽細胞と破骨細胞のバランスが重要
強い骨にはコラーゲンも必要!
マルトビオン酸の継続摂取により、低下傾向にある閉経後女性の骨密度を維持または高めることが確認されています。
マルトビオン酸はエストロゲン低下により崩れた骨代謝バランスを整えると同時にミネラル吸収を促進することで骨密度を高めるはたらきをしていると考えられています。
(試験方法)
健康な閉経後女性(50~60代)が、カルシウム352mgを含有した2つの食品(①マルトビオン酸Ca 5.08g、②炭酸Ca 0.88g)をそれぞれ24週間継続摂取。試験開始から12週後と24週後の骨密度変化率を比較。(解析対象者19名)
出典:Jpn Pharmacol Ther,47(2),229-245,2019
加齢とともに気になる骨の健康をサポート!
マルトビオン酸は骨コラーゲン成分(DPD※)の流出を抑制することが確認されています。
DPDの流出が抑制された結果から、骨を壊すはたらきが軽減されたことが示唆されます。
マルトビオン酸は骨密度を維持するとともに骨質の維持(骨代謝バランスの正常化)にも役立つことが期待されます。
※DPD:デオキシピリジノリン
骨の土台を構成するコラーゲン成分のひとつ。骨組織が破壊されると、DPDを含むコラーゲン成分が流出し尿中へ排泄されることから、骨破壊の指標として用いられます。
※尿中コラーゲン成分(DPD)の変化量
DPDが高値であるほど、骨破壊が進行していることを示します。
(試験方法)
健康な閉経後女性(40~60代)が、カルシウム176mgを含有した2つの食品(①マルトビオン酸Ca 2.54g、②炭酸Ca 0.44g)をそれぞれ24週間継続摂取。試験開始から4週後の尿中DPD変化量を比較。(解析対象者33名)
出典:Food Sci Nutr,8(2),1030-1037,2020
骨を構成するコラーゲン成分の流出を抑え、丈夫な骨づくりをサポート!