マルトビオン酸により、温度や体内のpH変化に左右されず、ミネラルが溶けた状態を安定的に保つことで吸収率を高めていると考えられています。
食事から摂取したミネラルは、胃の強い酸性で溶けた状態(イオン)になる。
腸内は弱アルカリでミネラルが不溶化しやすい環境。
弱アルカリ環境の小腸内でミネラルは不溶化し、吸収されにくくなる。
マルトビオン酸がミネラルの溶解状態を保ち、吸収率を高める。マルトビオン酸自体は吸収されないため、効果が持続する。
朝食時に食事と共にマルトビオン酸を摂取すると、食事に含まれるミネラルをより多くカラダに吸収し、その吸収促進効果は昼食時にまで持続することが確認されています。
難消化性オリゴ糖のマルトビオン酸は吸収されずに腸内に残り、ミネラル溶解効果を維持し、吸収促進をサポートしていると考えられています。
★マグネシウムや鉄においても同様に吸収促進効果あり
※尿中カルシウム量の推移
尿中カルシウム量が高値であるほどカルシウム吸収率が高いことを示します
(試験方法)
健常な成人男女が、朝食時に、ミネラルサプリメント(Ca、 Mg、 Fe含む)と一緒に、マルトビオン酸0.8gあるいはマルトース水飴を摂取。試験開始から8時間までの尿中Ca量を比較。(解析対象者29名)
出典:Jpn Pharmacol Ther,48(4),643-653,2020
普段の食事から効率的にミネラルを吸収!
牛乳はカルシウムの吸収が良いといわれている食品ですが、マルトビオン酸Caを併せて摂取すると、カルシウムの吸収率をさらに高めることが確認されています。また、骨の代謝に関わるホルモンのひとつであるカルシトニンを増加させ、骨を破壊する破骨細胞のはたらきを抑えて、骨形成のサポートも期待されます。
※尿中カルシウム総量
尿中カルシウム量が高値であるほどカルシウム吸収率が高いことを示します
(試験方法)
健康な成人男女が、朝食と一緒に、カルシウム280mgを含有した3つの食品(①牛乳200mLとマルトビオン酸Ca 0.63g、②牛乳200mLと炭酸Ca 0.10g、③炭酸Ca 0.67g)をそれぞれ摂取。試験開始から8時間までの尿中Ca総量(AUC時間曲線下面積)を比較。(解析対象者23名)
出典:Jpn Pharmacol Ther,49(4),631-641,2021
マルトビオン酸を摂取することで、普段の食事から効率よくミネラルを吸収することが期待できます。